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「税理士事務所の仕事、ちょっと気になる」
「安定していそうだし、専門職っぽくてかっこいい」
「でも、自分に務まるかと言われると、正直自信がない……」
そんなふうに思ったことはありませんか。

税理士事務所の仕事に興味はあるけれど、ちょっと不安だなぁ…
実は、そういう人は少なくありません。
そんなこと言ってる私自身も
「きっとメガネかけて、黒いスーツ着て、冗談も通じず、顔の表情筋を動かさない人がいっぱいいるんだろうな…」
「数字が強い人」「税金の知識がないと入れない」と思っていました。

でも実際のところ、税理士事務所の中で働いていてわかりましたが、最初から税の知識を持って業界に入った人の方が少数派。
働きながら学んでいる人の方が多数派でした。
また、税の知識よりも大事にしていることがある…とでも実際のところ、税理士事務所の中で働いていてわかりましたが、最初から税の知識を持って業界に入った人の方が少数派。働きながら学んでいる人の方が多数派でした。また、税の知識よりも大事にしていることがある…と

今回は、「税理士事務所で働いてみたい。でも、自分に務まるか分からない」と感じている方に向けて、その不安の正体と、どんな人がこの仕事に向いているのかを分かりやすくお話しします。

税理士事務所に興味はある。でも応募まで踏み出せない人は多い

税理士事務所の仕事は、一般企業の事務職とは少し違います。
お金や税金、会社の経理に関わる仕事が中心なので、「なんだか難しそう」と感じるのは自然なことです。

特に新卒の方だと、まだ仕事の経験そのものが少ないため、なおさら不安になりやすいものです。たとえば、過去の新卒の企業訪問や先輩社員座談会などでよく聞かれるのが

  • 簿記を持っていない自分でも大丈夫なのか
  • 税金のことなんてほとんど知らない
  • 電話対応やお客様対応がちゃんとできるか不安
  • ミスをしないか不安
  • まわりが優秀な人ばかりでついていけないのではないか

こうした不安を持つのは、決して珍しいことではありません。
むしろ、「自分に務まるのだろうか」と考える人ほど、仕事を真面目に見ているとも言えます。

何も考えずに「なんとかなるでしょ」と飛び込む人より、慎重に考える人のほうが、実はこの仕事に向いていることもあります。

“自分に務まるか分からない”と感じる理由

では、なぜ税理士事務所の仕事は、ここまで「自分にできるか不安」と思われやすいのでしょうか。
主な理由を見ていきましょう。

専門職のイメージが強いから

まず大きいのは、税理士事務所が「専門職の職場」に見えることです。

税金、会計、決算、申告。
普段、社会人でさえも、あまり触れない言葉が並ぶので、「自分にはレベルが高すぎるのでは」と感じやすいのです。

たしかに、税理士事務所の仕事には専門知識が必要です。
ですが、それは「入る前に全部知っていなければならない」という意味ではありません。特に新卒採用や、未経験OKの求人の場合は、最初から教える設定

学校に入る前から教科書を全部覚えている人がいないのと同じで、仕事も最初は分からなくて当然です。
最初から完璧を求められるというよりは、働きながら少しずつ覚えていく部分が大きい仕事です。

ミスが許されない仕事に見えるから

税金やお金に関わる仕事なので、「1回のミスがとても重そう」「失敗したら大変そう」と感じる方も多いです。

たしかに、いい加減にやっていい仕事ではありません。
確認は大切ですし、締切もあります。
責任感は必要です。

ただ、現実の仕事は、ひとりで突然すべてを背負うわけではありません。
入力した内容を確認する、上司や先輩がチェックする、流れに沿って進める、という形で仕事が組まれていることが多いです。

つまり、「ミスしてはいけない仕事」ではありますが、同時に「ミスが起きにくいように進める仕事」でもあるのです。

数字に強くないと無理だと思ってしまうから

税理士事務所というと、電卓をすばやく叩き、難しい計算を次々こなすようなイメージを持つ人もいます。

でも実際には、この仕事に必要なのは、数学オリンピック級の才能ではありません。
必要なのは、計算の天才ぶりよりも、むしろ次のような力です。

・数字を雑に扱わないこと
・確認を面倒くさがらないこと
・違和感に気づけること
・決められたルールに沿って進められること

たとえば、計算式を自分で発明する力よりも、「この数字は合っているか」「前年と比べて急に増えていないか」「入力漏れはないか」と確認する力のほうが大切な場面は多いです。

ですから、「数学が得意じゃないから無理かも」とすぐに思わなくても大丈夫です。

仕事内容がよく分からないから

税理士事務所の仕事は、意外と外から見えません。
そのため、仕事の中身が分からず、不安だけがふくらみやすいところがあります。

実際には、税理士事務所の仕事といってもいろいろあります。

・会計ソフトへの入力
・領収書や資料の整理
・年末調整の補助
・確定申告や決算の補助
・お客様から預かった資料の確認
・電話やメールでの対応
・給与計算や書類作成の補助

つまり、「ずっと難しい税法の話をしている仕事」ではありません。
日々の地道な作業、確認、資料整理、やりとりの積み重ねが土台になっています。

実は、税理士事務所で働くのに向いている人

では、どんな人が税理士事務所の仕事に向いているのでしょうか。
ここでは、特別な資格や経験ではなく、仕事への向き合い方という意味で見ていきます。

コツコツした作業が苦にならない人

税理士事務所の仕事は、派手さより積み重ねです。
1つ1つの入力、確認、整理が、申告や決算という大事な仕事につながっていきます。

そのため、目立つ仕事がしたい人よりも、「地道でも意味があるなら頑張れる」という人のほうが向いています。

分からないことをそのままにしない人

税務や会計の仕事では、分からないのに進めてしまうのが一番危ないことがあります。

だからこそ、「すみません、ここが分からないので確認していいですか」と聞ける人は強いです。
質問できることは、弱さではなく、仕事の正確さにつながります。

社内の先輩に対しても、お客様に対しても、確認をすることがいっぱいあります。

人の役に立つ仕事がしたい人

税理士事務所の仕事は、会社や個人事業主の方を支える仕事です。
表に出て華やかに見える場面ばかりではありませんが、正しく申告できる、安心して経営できる、困ったときに相談できる、そういう土台を支えています。

「誰かの役に立つ実感がある仕事がしたい」という人には、相性が良い仕事です。

丁寧に進められる人

仕事の速さも大切ですが、税理士事務所では「速いけれど雑」より、「少し時間がかかっても丁寧」のほうが評価される場面が多くあります。

もちろん、ずっと遅くていいわけではありません。
ただ、最初のうちは特に、正確さを大事にできる人のほうが伸びやすいです。

学び続けられる人

最初から何でもできる人はいません。
でも、昨日より今日、今日より来月と、少しずつできることを増やしていける人は強いです。

特に税理士の世界は、毎年税制改正があり、特に関わる所得税、法人税、消費税、相続税などは変更が多いうえ、複雑化しています。計算自体は会計ソフトがやってくれるとしてもその判断をするのは人ですし、お客様へ説明するのに、正しく理解していることが大事です。

さらに、年数を重ねていくと、大きな会社も任されるようになります。
社会保険の分野や登記など、経営にまつわることも理解していないと「この税理士頼りにならないな…」となってしまいます。自ら進んで勉強できる人が向いています。

逆に、“向いていないかも”と感じやすいポイント

ここまで読むと、「じゃあ自分はどうだろう」と気になる方もいると思います。
あえて言うなら、こんなタイプは少し苦労しやすいかもしれません。

  • 細かい確認が極端に苦手
  • 締切を意識するのが苦手
  • 分からないことをそのままにしがち
  • 学ぶことそのものがかなり苦痛
  • コツコツした作業に強いストレスを感じる
  • コミュニケーションをとるのが苦痛

ただし、ここで大事なのは、「少し苦手」と「絶対向いていない」は別だということです。

たとえば、誰でも最初は締切管理が上手なわけではありませんし、確認作業も慣れないうちは疲れます。
でも、経験を通して身につくことはたくさんあります。

ですから、「少し不安がある」くらいなら、それだけで諦める必要はありません。

不安がある人ほど、見るべきなのは“仕事内容”より“育て方”

もし本気で税理士事務所への就職を考えるなら、「自分に能力があるか」だけを気にするのではなく、その事務所がどう育てるかを見ることがとても大切です。
同じ税理士事務所でも、かなり違いがあります。
未経験者にいきなり難しい仕事を任せるところもあれば、基礎から段階的に教えるところもあります。
質問しやすい雰囲気のところもあれば、忙しすぎて聞きづらいところもあります。
意外と多いのは「動画などの教材は多いけれど、先輩には聞きにくい」という事務所もあります。

つまり、「自分に務まるか」は、自分の素質だけで決まるわけではありません。
入る職場の育て方や雰囲気によって、大きく変わります。
だからこそ、就職先を考えるときは、

  • 未経験者はどんな仕事から始めるのか
  • 研修やOJTはあるのか
  • 質問しやすい雰囲気か
  • 繁忙期はどのくらい忙しいのか
  • 長く働いている人がいるか

といった点を見ることが大切です。
「自分がダメかもしれない」と考える前に、「その職場は、育てる前提があるのか」を見る。
これは、かなり大事な視点です。

“向いているか分からない”と思う人ほど、実は素質があることもある

少し意外かもしれませんが、「自分に務まるか分からない」と不安になる人のほうが、この仕事に向いていることがあります。

なぜかというと、その不安の中には
「ちゃんとできるだろうか」
「迷惑をかけたくない」
「軽い気持ちでは入りたくない」

という真面目さがあるからです。
税理士事務所の仕事は、いい意味で慎重さが大切です。
確認を怠らないこと、思い込みで進めないこと、相手の立場を考えること。
そうした姿勢が、とても役に立ちます。

不安がゼロの人より、不安があるからこそ丁寧に取り組める人のほうが、結果的に成長することも多いのです。もちろん、不安だけで前に進めなくなってしまうのはもったいないです。
でも、「不安がある=向いていない」ではありません。

むしろ、「ちゃんとやりたい」と思っている証拠かもしれません。

まとめ|税理士事務所の仕事は、“最初からできる人”より“少しずつ覚えられる人”に向いている

税理士事務所で働いてみたい。
でも、自分に務まるか分からない。
そう感じるのは、とても自然なことです。
税理士事務所は専門職の世界ですし、数字や税金に関わる仕事なので、不安になるのは当然です。
ただ、その不安だけで「自分には無理」と決めてしまうのは少し早いかもしれません。

この仕事で大切なのは、最初から何でも知っていることではありません。

・丁寧に取り組めること
・分からないことを確認できること
・少しずつ覚えていけること
・人の役に立つ仕事に意味を感じられること

税理士事務所は、「完璧な人」だけの場所ではありません。
むしろ、コツコツ積み上げられる人、真面目に向き合える人が育っていく仕事です。

もし少しでも興味があるなら、
「自分に務まるか分からないからやめておこう」ではなく、
「どんな仕事なのか、もう少し知ってみよう」から始めてみてもいいかもしれません。
その一歩で、意外と自分に合う道が見つかることもあります。

投稿者プロフィール

YFPクレアグループ
YFPクレアグループ
税理士法人、行政書士法人、社労士事務所などのグループです。
税制は複雑化していく一方で、税理士を必要としない人々の税に関する知識は更新されていない…と感じ、より多くの人が正しい税知識を得て、よりよい生活をしてもらえたらいいなぁと思って開設したサイトです。専門用語には注釈をつけたり、いつも払っているだけの税金のその先も知ってもらえたら嬉しいです。

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