
社長
分からないことが分かりません!
私は今まで、何百と起業したばかりの人(法人・個人ともに)に会ってきました。起業したばかりの人で一番多いのは、ご自身の専門分野については詳しくても、経理や税務については分からない…そんなタイプが多いです。
また、税理士探してるとどこも「税理士と相談できます」って書いてるけど「具体的に何を相談するんだ?」してくれるんだろう…と思う人も多いでしょう。
このページでは、税理士はどんな相談ができるか!についてを解説します!
税理士には、どんな相談ができるの?
創業すぐなら「土台作り」
- 起業するなら、個人事業主でスタート?それとも法人?(法人成りのタイミング含む)
- 経理業務を簡略化するにはどうしたらいい?
事業用の口座・クレカの分け方、現金管理のルール - 会計ソフト(freee / MFマネフォ / 弥生など)選びと初期設定
- 領収書・請求書の保存方法(電子保存含む)
- インボイス登録する?しない?(取引先との関係も踏まえて)
これらをしておくだけで、“あとからやってくる地獄” を防げます。
特に多いのが、起業直後の会計ソフトや銀行口座などのルール設計が甘かったり、理解をきちんとしていないせいで、確定申告や決算前に「証拠がない」「分類がぐちゃぐちゃ」「消費税が想定外」になり、時間もお金も余計にかかります。
「経費にできる/できない」線引きと、落とし穴回避
次は、税務調査でもよく論点になるポイントで、自分でやると落とし穴に落ちる人が多いのがココです。
- 自宅家賃・光熱費・通信費はどこまで経費?
- 車・ガソリン・駐車場は何割?記録はどう残す?
- 交際費、会議費、広告費の分け方
- 服・美容・ガジェット・書籍は経費になる?
- 役員社宅、出張旅費規程、日当は使える?
税務調査で痛い目(延滞税+加算税)を見ることもないけれど“経費の取りこぼし” も防ぐ。つまり、税金の払いすぎや怖がりすぎも減らしつつ、いいバランスにできます。
お金が残る「利益の設計」と税金のシミュレーション
- 今期の利益見込みから、納税額(所得税/法人税/住民税/事業税/消費税)を予測
- 設備投資はいつ買うべき?リース?一括?
- 借入(創業融資)すると税金や資金繰りはどうなる?
- 事業が伸びた時の「消費税の地雷」(2年前基準など)対策
うまくいく起業者は創業2~3年目ぐらいになると黒字化してきますが、なんでだろう…税金払ったらお金が思ってたよりない!!という状況を回避します。
税理士は多くの起業・創業を見てきているので、転ばぬ先の杖をしてきます
給与・社会保険・役員報酬
- 役員報酬はいくらが妥当?いつ決める?(期中変更のリスク)
- 定期同額給与、事前確定届出給与って何?
- 社会保険はいつから?加入要件は?
- 家族を役員/従業員にするのはアリ?給与額は?
税金だけでなく 社会保険も含めて 手取り最大化の設計を考えることができます。これは法人税(本税+法人事業税や法人住民税など)、所得税(住民税も)、社会保険料(健康保険+年金など)についての知識が必要です。
申告・届出・税務署対応
- 青色申告の承認申請、法人設立届、給与支払事務所の開設届など
- 源泉所得税の納付(毎月?半年に一回?)
- 年末調整のやり方
- 税務調査が来たら何をする?
期限ミス・出し忘れによるペナルティを回避します。行政系は1日遅れただけでも大損するものもあるので要注意。
会社規模が大きくなったら…
- 納税額が大きいので、税金をトータルで考える必要が出てくる
- 人が増えるので給与や社会保険や労務と税務の相談
- 消費税で失敗しないように納税予測
- 資金調達・金融機関対応の本格化
- 分社化、グループ化などの対応
- M&A、事業承継などで事業拡大や事業譲渡
- 税務調査対策
相談しなくても税理士の方から相談される安心を
税理士に相談するメリットは、大きく3つです。
- 税金が最適化される(脱税も払いすぎもなくす)
- キャッシュが残る設計になる(資金繰りが安定する)
- 時間が増える(本業に集中できる)
起業直後はとにかくやることが多いので、経理・税務の迷いが減るだけで生産性が上がります。
ですが、創業時の一番のメリットは
ご自身は税務や経理の知識がなくても、税理士のほうから「これどうしますか?」と聞いてもらえることです!
冒頭の「分からないことが分からない」という起業家でも安心していいってことです!
安すぎる税理士には要注意!
税理士の一番のメリットはご自身は税務や経理の知識がなくても、税理士のほうから「これどうしますか?」と聞いてもらえること!と言った人間がいうのも何ですが
「これ、どうしますか?」と聞いてくれない税理士もいます!
経理代行と言われる形態で、最低限しかやってくれません。相談もできず、お金を残す方法の伝授ももちろんなし。
適切な経理というよりは、最低限の経理を目指すようなサービスです。
極端に安い税理士は経理代行税理士であることがほとんどです。
まとめ
起業直後の税理士相談は、確定申告の代行だけじゃなくて
- 最初のルール設計(ぐちゃぐちゃ防止)
- お金が残る仕組み作り(税金と資金繰り)
- 手続き・給与・社会保険の事故防止
この3点のためにあります。
1年目は赤字企業も多く、申告の場面で税理士が役立つというよりも、この土台作りをきっちりすることが税理士の役立ちポイントと言えるでしょう。
そして、自分で分からないところはもちろん、ご自身が知らないことも提案してくれるのが税理士を付けているメリットと言えるでしょう。
これから起業しようかな?と思っている人にはぜひ参考にしてほしいです!
投稿者プロフィール

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税理士法人、行政書士法人、社労士事務所などのグループです。
税制は複雑化していく一方で、税理士を必要としない人々の税に関する知識は更新されていない…と感じ、より多くの人が正しい税知識を得て、よりよい生活をしてもらえたらいいなぁと思って開設したサイトです。専門用語には注釈をつけたり、いつも払っているだけの税金のその先も知ってもらえたら嬉しいです。
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