この記事にはプロモーションが含まれます

3秒でわかる結論!

老後前に使う可能性があるお金ならNISA、老後資金ならiDeCo。
会社員は勤務先の企業型DCも確認しましょう!

NISAとiDeCoはどちらも資産形成を後押しする制度ですが、実は使い方に大きな違いがあるって知っていましたか?

NISAは必要なときに売却できますが、iDeCoは原則60歳まで資産を引き出せません。

そのため、「どちらがお得か」だけで選ぶのではなく、何のために、いつ使うお金なのかで使い分けることが大切。

この記事では、会社員が知っておきたいNISAとiDeCoの5つの使い分けを紹介します。最後まで読めば、自分にはどちらが合っているのか、両方を併用するならどう分ければいいのかが整理しやすくなるはず!

【広告】

【広告】

NISAとiDeCo、まずは違いをざっくり知ろう

NISAとiDeCo、名前はよく聞くけれど「何が違うの?」という人も多いですよね。

まずは、それぞれどんな制度なのかを簡単に見ていきましょう。

1.NISAとは?

NISAは、投資で得た利益を非課税にできる国の制度です。

通常、株式や投資信託で利益が出ると税金がかかりますが、NISA口座を利用して投資した分については、一定の範囲内で運用益に税金がかかりません。

【NISAの3つのメリット】

運用益が非課税になる

投資で得た売却益や配当・分配金について、一定の条件のもとで税金がかからない

メリット
1

必要なときに売却できる

「急にまとまったお金が必要になった」というときも、自分のタイミングで売却して現金化可能

メリット
2

少額から始められる

金融機関や商品によっては、100円程度の少額から積立投資を始めることも

メリット
3
【2025年最新】はじめてでも安心!新NISAの基礎知識

2024年から無期限・年間360万円の非課税枠が拡大した新NISAを、初心者にもやさしく解説。口座開設から商品選び、注意点までポイントをまとめてご紹介します。

2.iDeCoとは?

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、節税しながら老後資金を準備ができる年金制度です。
積み立てるとき・運用するとき・受け取るときのそれぞれに税制上のメリットがあります。

【iDeCoの3つの節税メリット】

掛金が全額所得控除になる

毎月支払った掛金は所得控除の対象となり、所得税や住民税の負担を抑えられる場合も

参考:小規模企業共済等掛金控除

メリット
1

運用益が非課税になる

通常は税金がかかる運用益も、iDeCoで運用している間は非課税

メリット
2

受け取るときにも控除がある

老後に年金または一時金として受け取る際も、公的年金等控除や退職所得控除を利用できる場合も

メリット
3
iDeCoの基礎を知ろう!!

この記事にはプロモーションが含まれます 【広告】 【広告】 はじめに――iDeCoって聞いたことある?でもよく分からない! 最近よく耳にする「iDeCo(イデコ)」という言葉。テレビやネットの広告で「老後資金におすすめ! […]

3.NISAとiDeCoの違いを比べてみよう

利用できる人や投資できる金額、税制優遇の内容、お金を引き出せるタイミングなどには違いがあります。

ざっくり比較すると、こんな感じです。

比較項目NISAiDeCo
対象者原則、日本国内に住む18歳以上の人原則、国民年金の被保険者
※加入条件あり
最低積立金額(月額)金融機関によって異なる
※100円程度から設定できる
金融機関も!
5,000円から。
1,000円単位で設定
年間投資上限額最大360万円
(つみたて投資枠120万円
+成長投資枠240万円)
会社員の場合、勤務先の企業年金の
有無などによって異なる
対象商品投資信託、ETF、上場株式など
※利用する投資枠による
定期預金、保険商品、投資信託
など、金融機関が用意した商品
税制優遇(積立時)なし掛金が全額所得控除
税制優遇(運用中)運用益が非課税運用益が非課税
税制優遇(受取時)NISA口座内の売却益などは非課税年金なら「公的年金等控除」、
一時金なら「退職所得控除」
の対象になる場合がある
非課税で運用できる期間無期限iDeCoで運用している間
引き出し必要なときに売却・現金化できる原則60歳まで引き出せない

※iDeCoの掛金上限は、勤務先の企業年金制度などによって異なります。

2026年12月1日からは拠出限度額の引き上げも予定されています。
参考:私的年金制度の見直しを行いました

NISAとiDeCo、まず1つ選ぶなら?会社員が知りたい5つの使い分け

「いきなり両方はちょっとハードルが高い…」という人もいますよね。

そんなときは、まずどちらか1つから始めれば大丈夫です。
選ぶポイントは、お金を使う目的・時期・節税をどこまで重視するか。

① 老後まで使わないお金ならiDeCo

「このお金は老後のために取っておきたい」と決めているなら、iDeCoが向いています。

iDeCoは原則60歳まで引き出せないため、途中で使えないのがデメリットでもありますが、逆にいえば老後資金をしっかり残しやすい制度です。

つい貯金を取り崩してしまいがちな人にも相性がいいですね。

② 数年後に使う可能性があるならNISA

NISAは必要なときに売却できるため、住宅購入や教育費など、老後より前に使う可能性があるお金にも対応しやすいです。

「いつ必要になるかわからない」という人は、iDeCoより資金を動かしやすいNISAのほうが選びやすいでしょう。

③ 節税メリットを重視するならiDeCo

所得税や住民税の負担を少しでも抑えたいなら、iDeCoを検討してみましょう。

iDeCoの掛金は全額所得控除になるため、所得税や住民税を払っている会社員は、掛金額や所得に応じて税負担を軽減できる可能性があります。

④ まず気軽に始めたいならNISA

「投資そのものが初めてで、続けられるか不安」という人は、NISAから始めるのもおすすめです。

NISAは必要に応じて売却でき、金融機関によっては少額から積み立てられます。そのため、「まずは小さく始めてみたい」という人にも取り組みやすい制度です。

⑤ 勤務先の企業年金も確認する

会社員は、NISAとiDeCoだけでなく、勤務先の企業年金制度も含めて考えることが大切。

会社員の場合、勤務先の企業年金制度によって、iDeCoに拠出できる金額が変わることがあるためです。

会社員は「企業型DC」がないかも確認しよう

NISAとiDeCoを比べる前に、会社員なら一度確認しておきたいのが、勤務先に「企業型DC」があるかどうか。

企業型DCとは、会社が用意する確定拠出年金制度のこと。会社が掛金を負担しているケースもあり、すでに老後資金づくりの制度に加入している可能性があります。

勤務先に企業型DCがある場合は、

  • 会社が掛金を出しているか
  • 自分でも上乗せできるか
  • iDeCoにも加入できるか
  • iDeCoの掛金上限はいくらになるか

などを確認しておきましょう。

「NISAとiDeCoだけ比べればいい」と思いがちですが、会社員の場合は勤務先の制度も含めて考えるのがポイント!

NISA×iDeCoの二刀流!併用するとどれくらい変わる?

ここまで「まず1つ選ぶなら?」という視点で見てきましたが、NISAとiDeCoは併用可能です!

家計に余裕が出てきたら、2つを併用して、それぞれのメリットを活かす方法もあります。

【NISA×iDeCo 二刀流の考え方】

NISA → 途中で使う可能性があるお金
運用益が非課税になり、必要になったときには売却できます。

iDeCo → 老後まで使わないお金
掛金が全額所得控除になり、老後資金をコツコツ準備できます。

つまり、iDeCoで「老後+節税」、NISAで「将来使える資産」を準備するイメージですね。

【広告】

【広告】

併用するとどれくらい変わる?具体例でチェック

たとえば、毎月4万円を資産形成に回せる会社員がいるとします。

【ケースA|NISAだけ】

NISA:月4万円
iDeCo:なし

→ NISAの運用益は非課税になりますが、毎月の積立額そのものに所得控除はありません。

【ケースB|NISA+iDeCo】

NISA:月3万円
iDeCo:月1万円

→ NISAの運用益が非課税になることに加えて、iDeCoの年間12万円の掛金が所得控除の対象になります。

仮に、所得税と住民税を合わせた税率を20%として単純計算すると、

税負担を抑えられる計算です。

同じ税率・掛金額が20年間続いたと仮定すると、所得控除による税負担の軽減額は単純計算で約48万円になります。

【ここがポイント!】

同じ「毎月4万円の資産形成」でも、

NISAだけ → 運用益の非課税メリット
NISA+iDeCo → 運用益の非課税+iDeCoの所得控除

という違いがあります。

「どうせ積み立てるなら全部iDeCo!」ではなく、老後まで使わない分だけiDeCoに回し、それ以外はNISAにする。このように役割を分けると、使いやすさを残しながら税制メリットも活かせます。

※上記はわかりやすくするための単純なシミュレーションです。
 実際の節税額は所得・税率・掛金額などによって異なります。
 また、iDeCoは受取時の課税関係や手数料についても確認が必要です。

NISA・iDeCoを始める前に確認しておきたいこと

NISAもiDeCoも長期的な資産形成に活用される制度なので、無理のある金額で始めてしまうと、途中で家計が苦しくなることも。

【始める前のチェックリスト】

  • 急な出費に備える生活防衛資金はある?
  • 毎月いくらなら無理なく積み立てられる?
  • 何のために貯めるお金?
  • そのお金は何年後に使う予定?
  • 勤務先に企業型DCなどの企業年金制度はある?

投資には値下がりする可能性もあるため、生活費や急な出費に必要なお金とは分けて考えることが大切です。
そのため、まずは家計に余裕のある範囲で始めましょう。

まとめ|NISAとiDeCoは「いつ使うお金か」で選ぼう

NISAとiDeCoは、どちらか一方が必ず優れているわけではありません。

途中で使う可能性があるお金ならNISA、老後まで使わないお金ならiDeCo。さらに、家計に余裕があれば、2つを併用してそれぞれのメリットを活かす方法もあります。

そして会社員の方に、今日まず確認してほしいことは1つだけ。

勤務先に「企業型DC」があるか確認してみましょう。

会社の制度によっては、すでに老後資金づくりが始まっていたり、iDeCoの掛金上限が変わったりすることも。

まずは自分の会社の制度を知るところから。
そこが、NISAとiDeCoを自分に合った形で選ぶ第一歩です。

投稿者プロフィール

YFPクレアグループ
YFPクレアグループ
税理士法人、行政書士法人、社労士法人などの士業グループです。
税制は複雑化していく一方で、税理士を必要としない人々の税に関する知識は更新されていない…と感じ、より多くの人が正しい税知識を得て、よりよい生活をしてもらえたらいいなぁと思って開設したサイトです。いつも払っているだけの税金のその先も興味関心を持ち、知ってもらえたら嬉しいです。

税理士法人YFPクレア(東京税理士会 四谷支部 2029)
YFPクレア行政書士法人(埼玉県行政書士会所属 2402701)
YFPクレア社会保険労務士法人(埼玉県社会保険労務士会 浦和支部)

\ 最新情報をチェック /

免責事項

本コラムは、税金に関する一般的な情報提供を目的としており、個別具体的な状況に対する助言(税務申告・節税判断・手続きの代行等)を行うものではありません。
税制や運用は改正・変更されることがあり、本コラムの内容は執筆時点の情報に基づいています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。

本コラムの情報を用いて行う一切の行為およびその結果について、当サイトは責任を負いかねます。
実際の申告や手続き、具体的な判断が必要な場合は、国税庁・自治体等の公的情報をご確認のうえ、税理士などの専門家へご相談ください。

【広告】

【広告】